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【専門店が教える】カーボン調プロテクションフィルムとは?
現在、愛車のドレスアップ・カスタマイズアイテムとして、
人気・知名度ともに急上昇している「カーボン調プロテクションフィルム」。
このコラムにたどり着いた皆さまは、
車のボディをカーボン調にカスタマイズできるプロテクションフィルムについて、
詳しく知りたいと思っておられるのではないでしょうか。
また、同じくカーボン調フィルムとして施工できるラッピングフィルムとの違いや、
実際に施工するとどんな見え方になるのか、といったことにも興味をお持ちだと思います。
それでこのコラムでは、そんなカーボン調プロテクションフィルムについて、
プロテクションフィルムの専門店が徹底解説します。
目次
カーボン調プロテクションフィルムとは?
そもそも、カーボン調プロテクションフィルムとは一体どういうものなのでしょうか?
これは、その言葉の通り、カーボンパターンを組み込んだプロテクションフィルムのことです。
これまで、ボディをカーボン化できるフィルムと言えば、
ラッピングフィルムが主流でした。
例えば、3Mラップフィルムのカーボンファイバーブラック(3M 2080-CFS12)などは、
カーボン調ラッピングフィルムの代名詞ともいえるアイテムです。
しかしここ最近になって、プロテクションフィルムで、
ボディをカーボン調にドレスアップすることができるようになりました。
プロテクションフィルムとして、塗装面を紫外線や汚れ、擦り傷などから保護すると同時に、
愛車をドレスアップできる、まさに一石二鳥のアイテムとして、
満を持して登場したのです。
カーボン調プロテクションフィルムのメリット。
1.本物のカーボンに近いリアルさを表現できる。
カーボン調プロテクションフィルムには、どんなメリットがあるのでしょうか?
その大きな1つ目のメリットが、本物のカーボンに近いリアルさを表現できるということです。
例えば、これまでのカーボン調フィルム(ラッピングフィルム)では、
たとえグロス(艶あり)フィルムであってもそのリアル感・光沢感は、
期待できるほどの表現力ではありませんでした。
しかし、カーボン調プロテクションフィルムの場合は、
そのカーボンパターン、その光沢感ともに、
本物との見分けが付きにくいほどのリアル感を表現できます。
下の写真は「ピラー」の部分に、
カーボン調プロテクションフィルムを貼ったものです。
そして、その隣に移っている「ドアミラー」の部分は、本物のカーボンパーツです。
本物と見分けがつかないほど「リアル」ではないでしょうか。
カーボン調フィルムもここまで進化しているのです。
2.ボディを傷める様々な外的影響から、長期間塗装面を保護してくれる。
カーボンパターンが織り込まれているとはいえ、150μの厚みを持つプロテクションフィルムです。
これにより、紫外線や風雨、黄砂・花粉、飛び石などから物理的にボディを保護します。
また、例えばSTEK社の「DYNOカーボン」シリーズでは、
セルフヒーリング(自己修復)層がフィルムに組み込まれているため、
軽微な擦り傷であれば、熱によって傷が消えていくという特性を持っています。
そのセルフヒーリング(自己修復)機能については、
こちらの動画でもご紹介・実験していますので、ご覧ください。↓↓
プロテクションフィルムとしての実用耐久年数も「5年」程度ですので、
長期間に渡って保護効果とドレスアップを楽しむことができます。
3.撥水性トップコートにより、コーティングを施さなくても水が弾いていく。
先ほどもご紹介したSTEK社「DYNOcarbon(ダイノカーボン)」シリーズの場合、
撥水性のトップコート層もフィルムに組み込まれています。
そのため、プロテクションフィルムの上から別途コーティングを施す必要はありません。
プロテクションフィルムを貼るだけで、優れた防汚効果を発揮し、
水や雨水がキレイに水玉となって流れ落ちていきます。
カーボン調ラッピングフィルムとの違いは?
では、カーボン調プロテクションフィルムと、
カーボン調ラッピングフィルムとの違いは、何なのでしょうか?
2つを比較した上でのプロテクションフィルムの強みをまとめてみました。
カーボン調ラッピングフィルム
■フィルムの対候性が弱いため、紫外線や汚れの影響を受けやすく、色褪せや白濁などのトラブルが起こりやすい。
■フィルムの厚みが薄いため、飛び石やスリ傷に弱い。
■グロス(艶あり)フィルムでも、光沢感がイマイチ。透明感も少ないためリアルさに欠ける。
■施工価格:安い。
カーボン調プロテクションフィルム
●紫外線による劣化や汚れの付着に対抗するトップコート層により、紫外線や汚れへの対候性が強い。
●プロテクションフィルムとして150μの厚みがあり、飛び石やスリ傷に強い。セルフヒーリング(自己修復)機能により、軽微な擦り傷であれば、熱により傷が消えていく。
●厚みのある光沢仕上げのフィルムのため、光沢感や透明感に優れる。本物のカーボンと遜色ないリアル感がある。
●施工価格:高い。
専門店おススメのカーボン調プロテクションフィルム。
STEK「DYNOblackcarbon-gross(ダイノブラックカーボングロス)」
専門店として今おススメのカーボン調プロテクションフィルムが、
STEK社の「DYNOblackcarbon-gross(ダイノブラックカーボングロス)」。
カーボンパターンが織り込まれたブラックカラーのプロテクションフィルムになります。
グロス(艶あり)カーボンなので、本物のカーボンのような仕上がりと光沢を表現してくれます。
「DYNOblackcarbon-gross(ダイノブラックカーボングロス)」施工事例
ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63 ロードスター
【サイドスカート 施工前】
【サイドスカート 施工後】
【サイドフィン 施工前】
【サイドフィン 施工後】
こちらの「SVJ63 ロードスター」では、サイドスカートとサイドフィンの部分に、
カーボン調プロテクションフィルムを施工しています。
施工前後で比較すると、足回りがグッと引き締まった印象になります。
トヨタ GRスープラ
【ルーフ 施工前】
【ルーフ 施工後】
こちらの「トヨタ GRスープラ」では、ルーフ面全体に、
カーボン調プロテクションフィルムを施工しています。
ホワイトカラー系は膨張色、ブラックカラー系は収縮色とよく言われますが、
施工前後を比較すると、施工後の方がより引き締まって見えます。
純正カーボンパーツと見間違うほど、違和感なくスポーツクーペに調和します。
MINI ジョンクーパーワークス
【ピラー 施工後】
こちらの「MINI ジョンクーパーワークス」では、ピラー部分に、
カーボン調プロテクションフィルムを施工しています。
ボンネットやルーフなど大きなパーツだけでなく、
このようにアクセントとして「リアルカーボン」を施工するのも、
ドレスアップ・カスタマイズとしてお勧めです。
ただし、プロテクションフィルムでは対応できないパーツもありますので、
アクセント施工を検討の場合は、一度専門店に確認されることをお勧めします。
気になるカーボン調プロテクションフィルムの価格は?
カーボン調プロテクションフィルムは、
車種や施工を希望するパーツによって価格が異なります。
また、車種ごとに価格設定を行っている専門店もあれば、
使用するフィルムの長さによっておおよその価格を決めている場合もあります。
フィルムメーカーや保証期間、また専門店の技術差によっても金額は異なるため、
単に価格だけに捉われず、様々な要素を検討して安心して任せられる専門店を選びましょう!
まとめ
カーボン調プロテクションフィルムは、
愛車にカーボンパーツを取り入れたくても純正やオプション設定がないオーナー様や、
ドレスアップ・カスタマイズを目的としてカーボン化したいオーナー様にとって、
打ってつけのフィルムです。
本物のカーボンのように美しい「リアルカーボン」を求めるなら、
ぜひとも検討なさることをお勧めします。
執筆
執筆者
1972年創業 プロテクションフィルム・カーフィルム専門店
株式会社ウエラ名古屋
カーフィルム名古屋.com(https://wellafilm.com/)