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【専門店が教える】ヘッドライトのプロテクションフィルム、その効果・耐久性・種類について。
大切な愛車をずっときれいに保ちたいオーナー様にとって、
「ヘッドライト」は意外と悩みの種になることがあります。
なぜかというと、ヘッドライトは時の経過とともに、
黄ばみやくすみ・白濁などのトラブルを抱えることがあるからです。
そうなると、せっかくボディはキレイでも、
ヘッドライトが汚いせいで印象が残念なものになってしまいます。
では、何か良い解決策はないのでしょうか?
あります!
カーコーティングやカーフィルムなどの施工を行う専門店として、
ご紹介したいおススメのアイテムがあるんです。
それが、「ヘッドライトプロテクションフィルム」です。
ではなぜ、この「ヘッドライトプロテクションフィルム」がおススメなのか、
それを専門店としていくつかの角度から解説していきたいと思います。
ヘッドライトに黄ばみやくすみが出来てしまうのはなぜなのでしょうか?
そしてなぜ、ヘッドライトプロテクションフィルムは有用なアイテムと言えるのでしょうか?
これらの質問に、その道のプロがお答えします。
目次
ヘッドライトの黄ばみ・くすみ・白濁、なぜ起きるのか?
国産車・輸入車限らず多くのお車がヘッドライトの黄ばみやくすみに悩まされています。
なぜ、このようなトラブルが起きてしまうのでしょうか?
それは結論から言って、ヘッドライトに採用されている素材に問題があるからです。
そもそも、ヘッドライトはどんな素材で出来ているのか皆さんはご存じでしょうか?
もしかすると、多くの方が「ガラスでしょ!?」と思われたかもしれません。
確かに、ある意味でその答えは間違ってはいません。
実際、車のヘッドライトにガラス素材が採用されていた時代もあったからです。
しかし今は、別の素材が採用されています。
それは、「ポリカーボネート樹脂」と呼ばれる、いわばプラスチック素材です。
なぜ、この「ポリカーボネート樹脂」が使われているのかというと、
①ガラスに匹敵するほどの高い透明性を持っている
②成形自由度が高く、多様なデザインに対応できる
③高い耐衝撃性がある
といった、車のヘッドライトに採用するには持って来いの利点があるからです。
それで、現在はほぼすべての車に「ポリカーボネート樹脂」が採用されているのです。
しかし、、、。
この「ポリカーボネート樹脂」も、良いことばかりではありません。
デメリットもあります。
それは、ガラスに比べて劣化が激しいということです。
特に、プラスチック素材ゆえに紫外線や風雨、汚れなどの外的影響を受けやすく、
それがくすみ・白濁・黄ばみのトラブルを引き起こしてしまうのです。
だからこそ、カーケアを扱う専門店としておススメしたいのが、
「ヘッドライトにプロテクションフィルムを施工することだ」というわけなのです。
ヘッドライト プロテクションフィルムのメリット・効果。
1.紫外線や汚れからヘッドライトを守る。
ヘッドライトに黄ばみやくすみ・白濁のトラブルを引き起こす、紫外線(UV)。
ヘッドライトには、ポリカーボネート樹脂を保護するために、
ハードコートが塗布されていますが、それでもトラブルを防ぐことはできません。
むしろ、そのハードコート層も、紫外線(UV)によって変質してしまうために、
よりくすみや黄ばみができやすい状況にあるのです。
この点で、ヘッドライトに「プロテクションフィルム(PPF)」を貼るなら、
プロテクションフィルムが紫外線をカットしてくれるようになります。
そのカット率は、フィルムブランドによって多少の差がありますが、
基本的にどれもが90%以上紫外線(UV)カットしてくれます。
ですから、状態の良い新車時にプロテクションフィルムを貼ることで、
黄ばみや劣化を防ぎキレイなヘッドライトを維持していくことができます。
また、すでにヘッドライトが経年劣化している場合でも、
研磨&クリアコーティングによってヘッドライトをリフレッシュし、
その上でプロテクションフィルムを貼ることによって、
同等の効果を期待することができます。
2.飛び石などによるヘッドライトの傷、クラック(ひび割れ)を防ぐ。
ヘッドライトに影響を与えるもう一つの要素は、走行中の飛び石・微小ゴミです。
とても小さな物体ですが、走行中にそれらがヘッドライトに与える衝撃度は大きく、
傷やクラック(ひび割れ)を起こす原因となり得ます。
この点で、ヘッドライトのハードコート層は厚みがたった5~10μしかありませんから、
その衝撃からヘッドライトを守ることはできません。
しかしプロテクションフィルムなら、それよりも15倍以上の150μの厚みがあり、
伸縮性と柔軟性にも優れています。
その厚みと衝撃緩和機能が、走行中にヘッドライトに向かって飛んでくる、
飛び石や微小ゴミの衝撃を吸収し損傷リスクを大幅に軽減してくれるのです。
3.安心の車検対応。
とはいえ、ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼ったら車検は大丈夫なのか?と、
思われるかもしれません。
ご安心ください。
ヘッドライトに採用されるプロテクションフィルムは、
一般的に無色透明な無黄変ポリウレタンフィルムを採用しています。
ですから、プロテクションフィルム施工後に、道路交通法上の保安基準で定められている、
光量不足に陥ったりすることはありません。
この面でも各フィルムメーカーは多くの実証試験を行っており、
その安全性が確証された上で提供されておりますので、安心できます。
プロテクションフィルムの耐久性は?
ヘッドライトプロテクションフィルムの効果やメリットは分かったとして、
次に気になるのはその「耐久性・寿命・耐用年数」ではないでしょうか。
結論から言うと、その実用耐久年数は5年ほどになります。
ヘッドライトのハードコート自体の耐久性が3-5年程度と言われていますから、
単純に計算しても新車時にプロテクションフィルムを貼れば、
キレイさを2倍長持ちさせることができると言えます。
もちろん、剥がせばプロテクションフィルムによって守られていた、
良好なヘッドライトが戻ってきますから、良いこと尽くめというわけです。
気になる価格は…?
ヘッドライトのプロテクションフィルムは、両目で25,000~45,000円あたりが相場です。
かなり価格に幅がありますが、価格の違いは採用しているフィルムメーカーや保証期間、
専門店の技術差や専門店間での価格競争などが関係しています。
単に価格だけに捉われず、どんなフィルムを使用し、どれほどの施工実績があるかなど、
様々な要素を比較考慮して、安心して任せられる専門店を選ぶのがベストといえるでしょう。
【番外】ヘッドライト プロテクションフィルムには、透明だけでなくスモーク色も。
実は、プロテクションフィルム専門店として、今おススメしたい商品があります。
それが、知名度が急上昇しているスモークPPF。
プロテクションフィルムでありながら、ヘッドライトをスモーク化できる新しいアイテムです。
ちなみに当店(株式会社ウエラ名古屋)が採用しているのは、
STEK社の「DYNOshade(ダイノシェイド)」。
透過率45%という薄めのスモークPPFですが、ヘッドライトに施工することで、
車の印象をガラッと変化させることができます。
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
【施工前】
【施工後】
ヘッドライトをちょっとイカツいイメージに変化させたいなという方には、
イチ押しのプロテクションフィルムです。
ただし、すべてのお車で車検をクリアできるかは判断しがたいため、
あくまでもオーナー様自己責任での施工となる点はご了承ください。
まとめ
「目は口ほどにモノを言う」と昔から言われますが、
確かに目は顔全体の第一印象を大きく左右する重要なパーツです。
それはお車のヘッドライトも同じです。
いくらボディがキレイでも、ヘッドライトがくすんでいたり黄ばんでいたら、
残念に見えてしまいます。
だからこそ、出来る限り新車のタイミングで、
ヘッドライトにプロテクションフィルムを貼ることで、
ヘッドライトを保護しずっと愛車の目ヂカラを輝かせ続けていきましょう!
執筆
執筆者
1972年創業 プロテクションフィルム・カーフィルム専門店
株式会社ウエラ名古屋
カーフィルム名古屋.com(https://wellafilm.com/)