ヘッドライトやテールランプを紫外線や汚れ、飛び石などから保護し、

くすみ・黄ばみ・白濁・ひび割れなどが起きないよう守ってくれるプロテクションフィルム。

 

そんなヘッドライト・テールランプ用のプロテクションフィルム（PPF）に、

「スモーク化」できるカラータイプがあることをご存じでしょうか？

 

今回のコラムでは、その「スモーク」プロテクションフィルムに注目して、

得られるメリットや実際の見え方、注意点などについて解説したいと思います。

 

ヘッドライト・テールランプ専用のスモーク保護フィルムとは？

スモークプロテクションフィルムとは、

ヘッドライトやテールランプをスモークカラーにすることのできる、

画期的なドレスアップアイテムです。

 

これまで、紫外線や飛び石などからヘッドライトを保護することが、

主たる目的であったプロテクションフィルム。

 

そこに、ドレスアップ効果を加えたのが、

「スモーク」プロテクションフィルムです。

 

純正レンズとは異なる雰囲気を演出し、より高級感を生み出したり、

車種によってはイカツいイメージを醸し出すことができます。

 

プロテクションフィルム本来の保護効果と、

お車の目ヂカラをグンッとUPさせる、まさに一石二鳥のアイテムなのです。

 

スモークプロテクションフィルムの効果・メリット

では、スモークプロテクションフィルムをヘッドライト・テールランプに貼ることで、

どんな効果・メリットを得ることが出来るのでしょうか？

1．イメージチェンジ・ドレスアップを期待できる。

昔から「目は口ほどにモノを」言うという言葉があるほど、

目は顔全体、ひいては身体全体の印象を大きく左右する重要なパーツです。

 

これは、車のヘッドライトやテールランプに関しても同じと言えます。

 

ヘッドライトやテールランプのデザインは、そもそも車全体の印象に大きな影響を与えますし、

もしそのヘッドライトやテールランプが黄ばんでいたり汚れていたりすると、

それによって車全体が古ぼけた感じに見えてしまうこともあります。

 

ですから、愛車の目もとが変わるだけで、車全体の表情がグッと変化するのです。

 

この点で、ヘッドライトやテールランプを「スモーク化」するなら、

高級感やイカツいイメージを創り出すことができ、

愛車全体を大きくイメージチェンジ・ドレスアップすることができます。

2．汚れ、紫外線による黄ばみ・劣化、飛び石によるキズ・ひび割れを防止できる。

スモークカラーのフィルムとはいえ、

150μの厚みを持つプロテクションフィルム（PPF）です。

 

通常と透明プロテクションフィルムと同じく、

保護フィルムとして汚れや紫外線、飛び石などから、

ヘッドライトやテールランプを物理的に保護してくれます。

 

実用耐久年数も5年ほどですので、スモークカラーを存分に楽しみながら、

長期間にわたってヘッドライト・テールランプを良い状態に保てるのです。

3．塗装によるスモーク化よりも、多くの面で利点を持つ。

ヘッドライトやテールランプをスモーク化させる別の方法として、

塗装によってスモークカラーにするという形があります。

 

そして、この塗装にも剥がすタイプと剥がせないタイプとがあり、

それぞれに一長一短があります。

 

とはいえ、この塗装によるスモーク化では、

例えば剥がせないタイプのもので塗装した場合、

再び透明のレンズにしようと思うとレンズユニットの交換しか、

基本的な解決策はありません。

 

また、剥がすタイプにしろ剥がせないタイプにしろ、

塗装ではプロテクションフィルムのような厚みがないため、

飛び石を防止することはできませんし、

汚れや紫外線による劣化を防ぐこともできません。

 

ですから、剥がし&貼替えを容易に行うことができ、

尚且つしっかりとヘッドライト・テールランプを保護してくれるという点で、

スモークプロテクションフィルムは、スモーク塗装に比べて、

はるかに多くのメリット・強みがあるのです。

 

スモークプロテクションフィルムの実際の見え方

では、ここからは、ヘッドライトやテールランプに、

スモークプロテクションフィルムを貼るとどのような見え方になるのか、

それを実際に当店での施工事例からご紹介してみたいと思います。

 

ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工事例

MINI 　ジョンクーパーワークス　ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノシェイド（DYNOshade）」

フィルム透過率：45%（ライトスモーク）

【施工前】

【施工後】

レクサス　IS　ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノシェイド（DYNOshade）」

フィルム透過率：45%（ライトスモーク）

【施工前】

【施工後】

メルセデスベンツ　Sクラス　ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノシェイド（DYNOshade）」

フィルム透過率：45%（ライトスモーク）

【施工前】

【施工後】

ランボルギーニ　アヴェンタドールSVJ63　ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノシェイド（DYNOshade）」

フィルム透過率：45%（ライトスモーク）

【施工前】

【施工後】

メルセデスベンツ　Gクラス　ヘッドライト　スモークプロテクションフィルム施工

写真左：施工前　写真右：施工後

使用フィルム：STEK「ダイノシェイド（DYNOshade）」

フィルム透過率：45%（ライトスモーク）

【施工前】

【施工後】

 

テールランプ　スモークプロテクションフィルム施工事例

アウディ　TT　テールランプ　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノスモーク（DYNOsmoke）」

フィルム透過率：35%（ダークスモーク）

【施工前】

【施工後】

メルセデスベンツ　Sクラス　テールランプ　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノスモーク（DYNOsmoke）」

フィルム透過率：35%（ダークスモーク）

【施工前】

【施工後】

ランボルギーニ　アヴェンタドールSVJ63　テールランプ　スモークプロテクションフィルム施工

使用フィルム：STEK「ダイノスモーク（DYNOsmoke）」

フィルム透過率：35%（ダークスモーク）

【施工前】

【施工後】

 

スモークプロテクションフィルムで注意すべきこととは？

ヘッドライトやテールランプのスモーク化と聞いて確実に気になるのは、

スモークプロテクションフィルムを施工しても車検に通るのか、ということではないでしょうか？

 

この点で、スモークプロテクションフィルムを扱うメーカーの見解によると、

 

「光度（カンデラ：cd）の高いバイキセノン（HID・ディスチャージランプ）やLEDであれば、

　スモークプロテクションフィルムを貼っても車検に通る可能性は高くなる。

　しかし、従来のハロゲン（白熱電球）では車検に通るのはかなり難しい」とのこと。

 

どの施工店でも、すべてのお車で実証・検証がなされているわけではないため、

個別に明確な答えを得ることはできないと捉えるのが無難でしょう。

 

よって、スモークプロテクションフィルムの施工をご希望の場合は、

あくまでもオーナー様自己責任でのご対応となることをご了承の上での施工となります。

 

スモークプロテクションフィルムの気になる価格は？

スモークプロテクションフィルムは、ヘッドライトで40,000～70,000円、

テールランプで50,000～80,000円あたりが相場です。

 

透明プロテクションフィルムと比べると、

フィルムの特性上どうしても高めになります。

 

価格に幅がある理由としては、採用しているフィルムメーカーや保証期間、

専門店の技術差や専門店間での価格競争などが関係しています。

 

また、中にはとても安い価格のフィルムもありますが、

耐久性や寿命が短く、対候性や保護効果も満足の行くレベルにはなりません。

 

ですから単に価格だけに捉われず、どんなフィルムを使用し、どれほどの施工実績があるかなど、

そういった点を比較考慮して、安心して任せられる専門店を選ぶのがベストです。

 

まとめ

スモークプロテクションフィルムは、

愛車の目ヂカラをUPさせ、車全体の印象を変貌させることのできる、

新しいカスタマイズアイテムです。

 

その上で、プロテクションフィルムとして、

汚れや紫外線、飛び石などからしっかりとレンズを保護してくれる、

まさに一石二鳥の優れモノです。

 

ただし、すべてのお車で車検をクリアできるかは判断しがたいため、

あくまでもオーナー様自己責任での施工となります。

 

愛車に高級感やイカツいイメージを創り出したいなら、

スモークプロテクションフィルムの施工実績がある、

プロテクションフィルム専門店に大切な愛車をお預けください。

 

執筆

執筆者

1972年創業　プロテクションフィルム・カーフィルム専門店

株式会社ウエラ名古屋

カーフィルム名古屋.com（https://wellafilm.com/）